携帯料金の引下げ議論が決着–タスクフォースを振り返る
CNET Japan 2015年12月26日 07時00分
https://japan.cnet.com/article/35075283/
官房長官、携帯料金4割下げ「諸外国より高い、競争で下げ余地」
日経新聞 2018年8月27日 11:54
https://r.nikkei.com/article/DGXLASFL27HUX_X20C18A8000000
これらの余計な一言で始まった、毎月の料金を下げる代わりにスマホ購入時の割引を無くしたいわゆる「分離プラン」。2019年6月から最後の砦のdocomoが分離プランになり、現行プランより最大4割程度安くなる、とされていますがホントのトコロはどうなのでしょうか。
ドコモの新料金プランの内容は?
料金プランは「ギガホ」「ギガライト」の2種類のみと分かりやすくなった感はあります。(通話定額系はオプションになりました。)
あと、家族間通話無料しか恩恵のなかったファミリー割引が人数に応じての割引になります。
と、文章で書いてもなんのこっちゃだと思うので、我が家での比較をしてみます。
新旧プランを実際比較してみたら…
3GBちょっと使う私と、1GBちょっと使う妻の2人でのファミリー割引なので、それで計算してみると…
2人でー1600円(約1.8割)とビミョーに安くなりましたw(ドコモ光の割引も含めると-2300円になりますが、ややこしいので一旦割愛)でも1年間で考えると19200円の節約に!やったー!…とはいかないのが分離プランの厄介なところです。
新料金プランに変更すると割引が無くなる!
2019年2月にiPhone8が実質0円で販売していたので機種変更しました。0円だけど0円じゃないので要注意です。
当時iPhone8の通常価格は88776円でしたが、オプション加入を条件に69336円で購入しました。毎月の分割は2889円×24ヶ月です。スマホを買うと一括分割関わらず月々サポートという割引が毎月-2889円×24回発生します。つまり今回のように分割と月々サポートの割引が同額のものを実質0円と言います。(機種代金は税込、税別だと2675円×24回)
分割を計算に入れると…
月々サポートの割引が消え、分割だけが残ります。要するに2人分の分割の5300円が追加されるので、新プランで安くなった1600円を差し引いても3700円高くなる事になります。1年間で44000円ほどアップです…。
今回のパターンだと、分割が終わるまでは変更はしない方が良いですね…。
じゃあ一括0円で買ったから大丈夫!でもないです。恐らく殆どの場合で端末購入サポートで大幅に割引するかわりに、購入から13ヶ月以内に適用外プランに変更するか機種変更をすると違約金が発生する条件が入っているからです。違約金は2万〜5万円ほどです。
docomo withを買って永年1500円引きされてる場合は、3人以上のファミリー割引なら安くなる可能性大ですがシェアなどの条件次第・それぞれの使い方次第なので正直試算してみないとわかりません…。
ズレない間の良さでプラン変更する最適なタイミングは?
新プランへの変更のタイミングは端末購入サポートや月々サポートが終わってから変更するのが絶対条件です。まとめると、
- スマホを一括0円で買って1年以内 → 違約金が高い恐れ、変更しない方が良い。
- スマホを実質〇〇円で買って2年以内 → 月々サポートが無くなるので高くなる恐れあり。
- スマホを買って2年以上 → 安くなる場合が多いので要検討。ただし家族とのシェア次第で旧の方が安い場合も。
今回はプランがガラッと変わって、auやSoftBankとの比較はしやすくなりました。ただ、ドコモでの新旧の比較は非常に難しいです。
家族が何人いるか、シェアに入っているか・データは足りているか、家族の分割はもうすぐ終わりそうかなどなどヒアリング項目がありすぎて最適解がすぐ出ないので、ショップでの時間が増える事と思います。ショップの人は大変だなぁ…。
今後2年内に多くの方が新プランに移行するはずなので、タイミングを見計らってじっくり考えましょう。6・7月のドコモショップは問い合わせで無駄に混んでいるので、料金シミュレーションでもしながら時期を待ちましょう。
考えるのもめんどくさいならY!mobileやUQmobileなどのいわゆるキャリアサブブランドに乗り換えも検討しましょう。ショップでのサポートが不要で電話で解決できる方ならオススメです。
以上最適解は試算してみないとわからないけれど、分割終わってからのプラン変更が無難ってことだけわかっていただけたなら幸いです。
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