光なのに通信スピードが遅い?カンタンに速くする方法を誰にでもわかるように解説&解決します!第2回

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第1回はLANケーブルを見直して道幅を広げました。次は無線ルーターを見直して完全にストレスフリーなインターネット生活をエンジョイ出来るようにしましょう。

今回は少し長くなりますが、前回と同様全部読まなくても太字を追っていけばカンタンにわかるようにします。(するつもりです)

今回速度アップができる回線:フレッツ光やドコモ光など光回線やケーブルテレビ系など、有線のインターネット回線すべて

目次

無線ルーター(Wi-Fiルーター)を見直そう

無線ルーター(Wi-Fiルーター)の代表的な役割として、

Wi-Fiの電波を飛ばす1つネット回線で複数台繋げるようにする

などがあり、カンタンにザックリで言うと通信を交通整理するような仕事をしています。

ルーターが無いと最初に繋がった機器1台でしかネットができず、複数台接続は当たり前のご時世でかなり重要な役割を担っています。

オススメの買い替え時期は?

おおよそ5年くらいで買い替えするのが無難です。

なぜかと言うと、Wi-Fiの新規格の出る周期だからです。

・Wi-Fi4 (理論値600Mbps):2009年
・Wi-Fi5 (理論値6.93Gbps):2014年 ←今ここ
・Wi-Fi6 (理論値9.6Gbps):2020年予定

新規格はすぐには普及しないのと、Wi-Fi5が行き渡って価格が底値に近いので、今は良い買い替えタイミングだと思います。

ちなみに今までは802.11のgとかacとか言ってたものが、これからWi-Fi6などのバージョン(番号)に呼び方が変わります。

無線ルーターの電波を知ろう

Wi-Fiの電波(周波数)は2種類あり、

・2.4GHz障害物を越えてよく届くが遅く混線しやすい。(ラジオに例えるとAM電波のようなイメージ)
・5GHz障害物を越えにくいが速く混線しにくい。(同FM電波のようなイメージ)

上記のようにそれぞれメリット・デメリットがありますが、基本的に5GHzで繋ぎましょう。

SSID(電波の名前)が○○5Gや○○-Aになど書いてある方が5GHzです。5GHzのSSIDが見えない場合は、スマホなど受信機側が対応してないと思われるので、2.4GHzで繋ぎましょう。

2.4GHzは使わない方が幸せ

近年は無線ルーターのパワーが上がり、近所に複数の電波が見える方もおられると思いますが、これが無線通信の遅くなる理由の一つ、混線です。

ややこしくなるので詳しくは書きませんが、近所に(〇〇2Gや〇〇-Gなど)2.4GHzの電波が3つ見えたら混線してると思っていいです。

混線すると、速度が落ちる・電波の届く距離が短くなるなど良いことは一つもありません。

それ以外に通信を遅くする原因として、

  • 電子レンジ
  • 古いコードレス電話機
  • 蛍光灯
  • Bluetoothなどワイヤレス機器
  • USB3の機器、ケーブル

など結構身近なものに電波干渉するものが多いので、アレコレ考えるより5GHzが届かないかスマホが対応してない時のどうしてもの時に仕方なく2.4GHzを使うくらいに思うのがシンプルかと思います。

5GHzでみんな幸せ

距離が出ない以外に2.4GHzより2.4GHzよりスピードが速く、混線や干渉しにくいなどメリットしかないので、ドシドシ使いましょう。

2.4GHzの時にも触れたように最近の無線ルーターはハイパワーになっているので、鉄筋や縦横に長い建物ではない普通の木造の一戸建て住宅なら問題は無いと思います。

5GHzは電波ゆんゆん出してもお互いに混線はほぼないし、障害物の数だけパワーが減衰していくので周りにも迷惑はかけにくいですしね。

どんな無線ルーターを買えばいい?

速度と送信パワーの違いで値段が変わります。

アパートや一部屋のみなら5000円前後、マンション一戸や一戸建ては1万円前後以上のものを選ぶと後悔が少ないです。(2、3000円のものは数ヶ月しか使わないなどよほどの理由がない限りやめておきましょう)

価格帯での速さ・強さの目安として、

・5000円程度=無線速度866Mbps、一戸建て2階まで
・10000円程度=無線速度約1700Mbps、一戸建て3階まで

上記がおおよそですが、壁の枚数や材質で実際どこまで飛ぶかはやってみないとわかりません。つまり 速くて強い=高い ほど届く確率が上がります。力こそパワー。

なので極論を言えば、アパートでも1万円以上のものにしておけば隅々まで電波が届くはずなので値段以外で絶対後悔しません。

距離が遠すぎるなど、どうしても届かなそうな場合は「メッシュWi-Fi」を検討しましょう。高いですがほぼ確実に家の中全てをカバーできます。

外の詰まりに対応する機能(IPv6)

そして忘れてはいけないのが「IPv6(IPoE)接続に対応」していることが重要です。(IPv6サービス、v6プラス、v6アルファなど)

これは「外の詰まり」に対応するために必要な機能なので、いくら高いルーターを買っても「IPv6(IPoE)接続対応」機能が無いと混雑時は速度は出ません。

しかし、IPv6に対応させるにはプロバイダなどの契約を見直す必要があるので、これは「外の詰まり」の回で説明します。

オススメな無線ルーターはこれ!

2019/06年版。記載の全機種IPv6(IPoE)対応。有線1Gbps対応で光もフルスピードで受けられます。どこでも売ってて入手しやすいものをリストアップしました。

高いほどスループットが良い(=内部処理で速度が落ちない)ので、そりゃ高いものの方が良いですが、このリスト内の一番安い機種でも充分な速度が出るはずです。(IPv6を組み合わせれば、ですが)

とりあえず数年越しの買い替えならこの中のどれかを買っておけば間違いないです。(メーカー名クリックで公式ページに飛びます)

NEC

NEC 5GHz速度 届く範囲 量販店価格
PA-WG2600HP3 1733Mbps  3階まで 15000円ほど
PA-WG1800HP4 1300Mbps 3階まで 8500円ほど
PA-WG1200HS3 867Mbps 3階まで 5000円ほど

謎技術でIPv6通信を更に高速化できる。フリーズがなく安定している印象。私はWG2600HP3(1番上の機種)を使用中。常時これくらいの速度は出ます。

ウチでのドコモ光+So-net V6プラス+WG2600HP3の通信速度

導入からほぼ1年経ちましたが、フリーズや通信が遅くなることも一切なく全くのストレスフリーです。今まで5〜6台は買い替えしていますが、PA-WG2600HP3は壊れない限り買い換えする必要がないと思わせるくらいの良い機種です。

BUFFALO

BUFFALO 5GHz速度 届く範囲 量販店価格
WRM-D2133HP/E1 1733Mbps  台数次第 30000円ほど
WXR-1900HP3 1300Mbps  3階まで 15000円ほど
WSR-2533DHP2 1733Mbps  3階まで 11000円ほど

WRM-D2133HPはメッシュWi-Fi対応。1900HP3はアンテナがあり電波の向きを変えられる。1900HP3と1750HP2という機種を2・3ヶ月使ったがそれぞれ1ヶ月に数回フリーズしたので個人的にはちょっと悪い印象。

なので1900と系統が違い、中で一番安いが高性能なWSR-2533DHP2がオススメ。

I・O DATA

I・O DATA 5GHz速度 届く範囲 量販店価格
WN-AX2033GR2 1733Mbps  3階まで 6800円ほど
WN-AX1167GR2 867Mbps  3階まで 4500円ほど

かなり安いがとりあえずでも全然使える。私が今使っているNECの機種と比べると1167GR2は電波が少し弱いくらい。(値段差があるので仕方ないが)しかしフリーズもなく動作は安定していた。

安くて速いWN-AX2033GR2がオススメ。

無線ルーターのまとめ

価格=性能、IPv6(IPoE)に対応する、これさえ押さえておけば良いです。

今回はフレットやドコモ光などコラボ光で遅い場合の解決法の紹介ですが、ケーブルTVやIPv6に対応済みの光回線の場合でも、無線ルーターが古ければ効果はあるでしょう。それくらい効果の高い機器です。

さて次回は、買い替えを推奨しておきながら無償で無線ルーターが借りられるサービスの紹介をしようと思います。

まぁIPv6(IPoE)の紹介するって言っちゃってるのでそれ関連なのは推測できますね…w

ではでは。

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