第1回でLANケーブル、第2回で無線ルーターを変えて家の中の通信の詰まりは無くなったはずなのにやっぱりインターネットが遅いまま…。この場合のほとんどがフレッツ光やドコモ光・OCN光などのコラボ光の方です。
逆にこれで「外の詰まり」と原因がほぼ特定できたので、それを改善していきましょう。
今回速度アップができる回線:主に戸建てのドコモ光の方やフレッツ光・一部のコラボ光
マンションプランは100Mbps固定の場合があるので改善されないかもしれません。(ちなみにau光やnuro光、ケーブルテレビ回線などの方は第1回、第2回で解決しているはずです。)
外が詰まる理由は?
単純に回線が混んでいるからです。
ではカンタンすぎますが、混雑するには理由があります。
1.規格が古く速度が遅い 2.ID、パスワードの認証に時間がかかる 3.そのせいで処理が間に合わなくなり順番待ちが出る
これらを解決したものがIPv6(IPoE)という新技術です。
以降、イメージが伝わるようにカンタンに書いているため、用語や意味は一部正確ではない部分がありますがテストするわけじゃないのでご容赦下さい。
IPv6(IPoE)ってなに?
インターネットを接続するのに必要な情報のやりとりする規格の一種で、主に使用されているのが古いPPPoEと最新のIPv6(IPoE)です。
その二つの規格のザックリとした比較を高速道路で例えるなら、
・PPPoE=順番に並んで通行券を取って、細く渋滞した道を走る ・IPoE=ノンストップでETCゲートを通過、広く空いている道をスイスイ (詳しく知りたい方はhttps://4466.jp/ipoe/など)
つまり、何も知らないと混雑するゲートに通されて渋滞の道を案内されているわけです。同じ金額を払っているのにちょっと知らないだけで速度が違うのです。
同じ料金ならずっと高速で走りたいですよね?
一回設定するだけで某遊園地でファストパスを延々ともらい続けるようなものなので、ぜひチャレンジして快適にインターネットができるようにしましょう。
IPv6系のサービスは数種類ありますが、ここではIPv6 over IPv4通信に対応する「v6プラス」をメインにご案内します。
できなくなるかもしれないことの確認
・オンラインゲーム
できなくなるかもとありますが、Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)でマリオカート8DX、スプラトゥーン2、スマッシュブラザーズスペシャル、テトリス99をWi-Fiでプレイしましたが、NATタイプBで落ちることなく快適にプレイできました。
(動作環境:ドコモ光+So-net+v6プラス、Wi-Fiは5Ghzで無線ルーターから2〜3mほど、NATタイプ A=有線で高速 B=無線で高速 C、Dなど=問題あるので×)
・固定IPを使うもの
自宅のサーバーやWEBカメラやリモートデスクトップなどなど。でもこれらを使うような人なら回避方法も知っているはずなので気にしなくていいかと。
つまり私みたいに垂れ流して動画見たりちょっとゲームしたりとインターネットしかしてないって人はほぼ問題ないです。
では次から申し込みの流れになります。
IPv6(IPoE)にするための確認と流れ
まずはドコモ光のIPv6対応表で「IPoE IPv6 over IPv4通信」と書いてあるプロバイダを現在使っているかを確認して下さい。
もし現在IPv6(IPoE)に対応できるプロバイダを使っているなら追加申し込み(無料)をするだけなのですぐに変更できますし、プロバイダだけを変更することもできます。
ドコモ光でプロバイダを変更する場合は、変更手数料が3000円かかりますが快適にインターネットをできるようになるなら全然アリだと思います。
(私は特にBiglobeで全く不満は無かったのですが、保険の見直しついでにSo-netに変えました)
ただ、フレッツ光の方はプロバイダごとに違約金がある場合があるので注意です。
(IPoEが普及してなかった5〜6年前、フレッツ光でOCNを契約していましたが遅くて遅くて…違約金払って地元のプロバイダに変えました。しかし現在はv6アルファで回避できるのでOCNは快適です。)
では、申込みの流れです。
1.プロバイダにIPv6(IPoE)を申し込む
2.↑と同時にIPv6(IPoE)対応ルーターをレンタル申込みする(借りられる場合)
3.開通したら届いたルーターを繋ぐ(IDやパスワードの入力不要)
これだけです。
プロバイダ変更や新規で光に申し込む場合は加入と同時にオプションで申し込み、契約中のプロバイダでオプションで追加したい場合はオンラインのマイページや電話などで申し込みします。
ドコモ光の場合はプロバイダがIPv6(IPoE)に対応していれば基本的に自動で加入になるので、プロバイダから書類が届いたら、その中にあるルーターのレンタル案内書を見て手続きをします。
フレッツ光の場合はオプション料金がかかったり、ルーターレンタル料金がかかったりする場合もあるので加入前に確認してください。
でも今はもうフレッツ光のままであるメリットがほぼ無いので、ドコモ・au・SoftBank光に変更した方が良いでしょう。
ルーターレンタルできない・有料などでやっぱり自分で購入する場合は、オススメのルーターを紹介しているのでそちらご覧ください。
オススメプロバイダ
キャッシュバックが多いからここがオススメ!など安易な紹介はしません。それは実際使う方が満足できるものを紹介すべきとの信念からです。
オススメプロバイダ 1位
様々なアフィリエイトサイトでよくベスト1で紹介されていて、あーやっぱりか、と思われるかもしれませんが、それはお金になる紹介しやすいからではなく普通に良いからです。
そして無線ルーターが無料レンタルでき、Buffalo、NEC、ELECOMから選択できる。これ意外と大きいです。好きなメーカーのものをレンタルできる方がメンタル的にも良いですしね。
まとめると、
・設定の解説が動画でわかりやすい ・大手で潰れる心配が少ない ・ルーターレンタルが無料でメーカーが選べる(個人的にはNECを推奨)
SONYだから潰れないと思って選んだSo-netさん(ドコモ光版)から「ぷららに譲渡します」ってお手紙が来たときはぶったまげましたので、潰れない安心感は大事です。
オススメプロバイダ 2位
ドコモ光の場合はタイプBのプロバイダなので200円高いですが、潰れないのはホント助かります。(携帯での話ですが、J-PHONE→vodafone→SoftBankと変わってサービスも勝手に変わって料金の把握も面倒だったので。)
それよりもとことんサポートが初回設定が無料なのが助かります。
レンタルのルーターが届いたらモデムとルーターをLANケーブルを繋いで電源を入れてしばらくしたらインターネット設定は終わるのですが、色々な機器を無線を繋げてたが接続設定がわからないなどで使っても良いと思います。
ちょっと設定が不安な方にはオススメできるプロバイダです。
OCN光+v6アルファだと高いので、ドコモ光でOCNに入りましょう。(下の広告はOCN光ですがw)
オススメプロバイダ 3位
OCNより良さげやん、と思った方。正解です。
ただ3位にした理由はレンタルルーターがIOデータ製だったからです。なので実質同率2位です。
IOデータ製でも悪いわけでは無いので、とりあえずルーター借りて試してみてからの判断になりますが、電波が弱そうならそれを中継機がわりにして新しいルーターを買っても良いかと思いますが、こう調べたり買う手間があるかもしれないのが減点ポイントです。
しかしこちらも初回訪問設定無料なので、設定が心配な方は安心ですね。
ひかりTVも見たい方は一緒にどうぞ。
まとめ
乱暴に言ってしまえばプロバイダってインターネットを繋ぐための仲介だけなので、それなりの速度で繋がりゃどこでも良いんですよね。
しかもv6プラスだとJPNEとNTT東西のNGNに速度が依存されるので、昔みたいにプロバイダの加入者が多いと速度が落ちるなんてほぼ無いです。
どこどこのプロバイダが遅いとかってブログを見かけたりしますが、光ならv6プラスなどIPoEを使えば絶対に速くなりますし、プロバイダごとに速度に差が出るってことはほぼ無いです。
なので上の3つのプロバイダならどれでもスピードは大丈夫ですし、IPoE対応プロバイダならご自身で好きなところを選ばれても良いでしょう。
それよりスピードのキモはルーターです。ルーター選びは本当に重要です。ルーターコーナーで悩んでる方にヒアリングすると、ほとんどが遅い、古い、届かないでの買い替えです。
古いのはともかく、遅いのと届かないのは最低でも1万円程度のを買うのが最適解です。ゲームやスマホなど複数台で繋ぐ場合も同様です。壊れるまで買い換えないしせっかく買ったのに遅くてストレス抱えても仕方ないので。
ちなみに私のプロバイダやルーターの選び方は、一回入ったら・買ったらなかなか見直ししないものの一つなので、多少お金が掛かっても手が掛からないことが判断の基準です。
So-netを選んでちょっと失敗かと思ったらぷららに譲渡されたので結果オーライかなって思ってますし、5000円ほどでIO製のルーター買ってみたら電波が弱かったので結果NECの最上位機種を買って大満足してます。
読んでる方々には↑のような失敗で買い直したり入り直したり無駄金を使って欲しく無いので、一発で解決できるような案をご提案しているつもりです。
ということで3回に渡って伝えたかったことは、プロバイダはIPoE対応ならどこでも良いよ!どこでも一緒だよ!それよりルーター良いの使おう!って事でした。
ではまた!
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