スマホのプランは難しい?どこが一番安い?ベテラン販売員が解説する大手3キャリアの新プラン攻略法

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携帯電話会社各社の料金プランが出揃い、まるで談合のように足並みも揃って比較しやすくなったので、表を交えて解説・比較&攻略していきます。

目次

いままでのスマホの料金の考え方は?

今まではスマホ購入時は「基本料金」ー「機種購入割引」+「機種代金」と月の総額に割引が内包され、わかりにくくなっていました。

しかし2019年6月以降はドコモにも「分離プラン」が導入され、基本料金を減額し、機種購入割引をなくしました。それにより「基本料金」+「端末代金」だけの計算になり、考え方はよりシンプルにカンタンになった、としています。

新料金プランはカンタンなようで難しい?

では実際カンタンになったのでしょうか?下の各社の基本料金の比較表をご覧ください。

容量別の携帯各社料金一覧表(税抜)

大手3キャリアをデータ使用量を同じスケールにして料金比較をしました。これによりどれだけ使用するとどのコースにしたら良いかが見えてくると思います。数字も極力少なくしてわかりやすくしたつもりですが、それでも割引の条件が分からなかったりで難しさは完全には拭えてないように感じます。しかし、慌てず上から順番にゆっくり見ていきましょう。

上から順に、

  1. プラン名=どのプランがあるか
  2. 基本料金=何も割引してない基本料金。まずはここを見るだけでOK。
  3. 家族割引=2人なら500円・3人なら1000円引きなど。
  4. 光セット割引=各キャリアの光などをセットで契約すると割引できる。
  5. 家族割引最大+光セット割引=最大人数での家族割引と光セット割引を合計した後の料金。
  6. 最下段の枠(期間限定割引)=↑の5の割引+6〜12ヶ月間の期間限定割引を含めた最大割引額。これが大きく書いてあるのが難しくする元凶。

分解するとそれほど抵抗感は無くなってきたのではないでしょうか…?では各社のプランを見ていきましょう。

ドコモの新プランを攻略する

これからドコモに入る場合はシェアプランや月々サポートがなくなり、プランの選択肢が2コースのみとシンプルになりました。

構成は、

  • 基本料金(2種類)
  • オプション(通話定額・補償・dビデオなど)
  • 購入機種の分割払い(24回or36回)
  • 下取り(スマホおかえしプログラム、通常の下取り)
  • ファミリー割引グループ内の人数
  • ドコモ光の有無の確認

月々サポートがなくなったおかげで、機種購入時の試算は多少出しやすくなりました。

ただしすでにドコモに入っている方が、これからプランを変える場合は結構難しいです。前回の記事にも書いていますが、チェック項目が「分割&月々サポートが残っているか」「シェアか単独か」「シェアグループから抜けた方が高くならないか」「家族の分割がいつ終わってシェア分解した方が安くなるか」「単独でも2台目プラスでタブレットを持っていないか」など、思いつくだけでこれだけありますし、これだけではないです。

要するに、新プランに変更することによって違約金が発生・月々サポートが終了・シェアグループ解体などによってばあいによっては高くなってしまう事があるって事です。

しかも個人情報保護法のため基本的に来店してない家族のプランを見てはいけないので、実際どう安くなるかをすぐに出せない場合もあるので、ドコモ公式ページのシミュレータを使う方が早いかもしれません。

ドコモ料金シミュレータ
https://www.nttdocomo.co.jp/charge/simulation/

ドコモの新プランの注意点をまとめると

まとめると、

これから新規でドコモに入る場合に、プランを選ぶとしたら
  • ギガライト=どれだけ使うかわからない・動画見ない・ヘビーにインスタしない
  • ギガホ=Youtube・インスタ・TikTokなどを見なきゃ死んじゃうような人
既存のドコモの方がプラン変更する場合の注意点
  • 端末購入サポートで購入1年未満=2・3万の違約金がかかる
  • 月々サポート、docomowithの各種割引適用中=割引は終了するが分割は残るので高くなる恐れ
  • 分割払いが終了していれば大半は安くできるが、シェアの状況により絶対とは言えない

新規は楽ですが、既存ユーザーはしっかりシミュレーションしましょう。解決になってないかもしれませんが、確実な方法です。



auの新プランを攻略する

auはプランが5つと他と比べて多く、下取りプログラムが有料だったり家族割の条件がアレだったりと1番ややこしいキャリアです。

構成は、

  • 基本料金(5種類)
  • オプション(通話定額・補償・スマートパスなど)
  • 購入機種の分割払い(24回or48回)
  • 下取り(アップグレードプログラム各種、通常の下取り)
  • 家族割プラスの条件(同住所の家族が新プラン)になってるか
  • 固定回線セット割引対応のケーブルテレビかauひかりかWiMAX固定代替に入っているか

もう文章におこすだけでも嫌になりますが…。

前の記事に書いたように、家族割プラスの条件が「家族割グループ内の同じ住所の方が新プランor割引対応プランなら割引」と煩雑かつ、こちらもドコモと同様に来店してない他の家族のプランは調べてはいけないので、家族がいたら安くなるかも程度に思っておくのが楽です。

auの新プランの最適な選び方

これからauの新プランにする場合は
  • au新ピタットプラン=4GB未満でそんな使わない
  • auフラット7プランプラス=SNSが多いが動画は見ない・4GB以上使う
  • auフラットプラン20=それなりに動画、SNSをする
  • auフラットプランNetflix=Netflix見ない人は必要ない
  • auデータMAXプラン=動画もガンガン垂れ流しするくらい見る

旧ピタット(シンプル)1GB未満=新ピタット1GB未満と同じ料金なので、旧ピタットの方は新プランに変更しても良いでしょう。

旧ピタットは「1GBごとに段階アップ」するのに対して新ピタットは「1GB以降は3GB単位でアップ」と段階が広くなるので、旧ピタットでスマホ応援割が終わった方は迷わず新ピタットに変更しましょう。

SoftBankの料金プランを攻略する

SoftBankは低価格プラン(ミニモンスター)の割引が渋いので50GBプラン(ギガモンスター+)の実質1択です。

構成は、

  • 基本料金(2種類)
  • オプション(通話定額や補償やAppPassなど)
  • 購入機種の分割払い(24回or48回)
  • 下取り(下取りプログラム)
  • みんな家族割+のグループ内の人数
  • SoftBank光かSoftBankAirの有無の確認

全社名前は違えど内容は同じですね。

SoftBankのプランの選び方

ミニモンスターはデータ使用量が2GBを超えると50GBプランと同じ料金になる鬼畜仕様なので、絶対2GBを超えないという方はミニモンスター、いつも2GBを超えるならギガモンスター+、家族にスマホが多いなら実質ギガモンスター+1択です。こんな感じでソフトバンクは割り切って考えられるので楽です。

改めておさらいです。

SoftBankのプランはこう選ぶ
  • ミニモンスター=2GB未満厳守
  • ギガモンスター+=2GB以上は必須、家族が多いとなお良し

どこが一番安い?

上のプラン一覧表の通り、どのキャリアの基本料金もデータ使用量が少ないプランは変動制・多いプランは定額制になっています。では低容量プランから順に比較していきましょう。

まず低容量プランの各社の料金比較は、

  • 0〜1GB未満は 安:ドコモ=au<SoftBank:高
  • 1〜2GB未満は 安:ドコモ<au<SoftBank:高

ドコモ曰くユーザーの4割が1GB少々で使っている、とのことなので2GB未満までの比較としましたが、この場合はドコモが一番安くなります。

次は高容量プランの料金比較ですが、各社条件が違うのでまずはその確認をしましょう。

  • ドコモ=30GBまで高速通信、使い切っても1Mbpsとそれなりの速度
  • au=データ無制限使い放題
  • SoftBank=50GBまでだが一部SNSや動画が見放題

このように条件が違うので比較が難しいのですが、料金だけで見ると 安:ドコモ<SoftBank<au :高 と、やはり無制限のauは高くなり、30GBと少ないドコモが一番安くなります。個人的には30GBも使いませんが、1Mbps出れば充分なので安いドコモですかね。それより1Mbps固定で安い料金プランを出してほしいですがね…。

今回の条件では一番高いイメージの強いドコモが一番安くなりますね。

もちろんずっと高速で通信したい方はauの方が安く感じるかもしれませんが、費用対効果の感じ方はそれぞれですので今回は額面上の安さのみにフォーカスしています。

下取りは?

各社の下取りプログラム(スマホおかえしプログラムなど)はほとんど考えなくてもいいです。2年後にスマホの買い方がどうなってるかわからないですからね。

10万円の機種を48回払いにして、2年後に下取りすれば実質5万円で使えます!」って言われても結局は10万円の機種を買うことには変わりないので。2年後壊れてたら満額では無いし、乗り換えするかもしれないし。

ドコモの高額機種を36回分割する・SoftBankで48回分割する場合は無料で下取りプログラムがつけられるので付ける付けないは気にしなくてもいいのですが、auは毎月390円(2年で1万円ほど)かかるのでホントにいる?って感じです。補償も入れると合計およそ1000円、2年で24000円…うーん。

とりあえずは、スマホ本体の店頭表示価格は「36or48回払い&下取りプログラム」をする前提での「実質価格」が大きく書いてあるので騙されないように注意しましょう。

下取りを有効に使いたい場合は壊さないよう注意するとともに補償サービスには加入した方が安心でしょう。

下取りについては今度深掘りします。

最後に

基本プラン+オプション+分割+下取りをまとめて考えると絶対混乱します。考える内容を再整理すると、

  1. 基本料金の割引前はいくらか
  2. 期間限定の割引はあまり考えない
  3. オプションは通話定額と補償など必要最低限にする
  4. 家族割引や光のセット割があっても一人ずつ考える
  5. スマホ本体をもし一括で買うとしたら金額はいくらか(分割するにしても)
  6. 2年後の下取りはアテにしない

少なくとも毎月の料金と端末料金は分けて考え、基本料金の確認からするのが無難です。それに分割で24〜48回にしたらどれだけ基本料金にプラスになるのかを計算すると考えが楽になります。

乗り換えをゴリゴリ押してくる販売員はだいたい4年分割をしたうちの2年間スパンの割引後価格で攻めてきますが、じゃあ3年目4年目はどうなるの?としっかり確認しましょう。

まだ説明してないですが、ガラケーからの機変や乗換で永年割引するプランがありますが、それも含めると相当カオスになるのでまたいつかの機会に…w

稚拙な文章ですが、最後まで読んでいただいた方はありがとうございました。

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